院長社本の健康コラム
歯やお口に関するケア、トラブル解決法をご紹介します。
弱った胃腸を労わろう!
年末年始は人が集まる機会も多く、つい、暴飲暴食をしてしまいがちな季節です。
1月7日は「七草がゆ」を食べる風習がありますが、この七草がゆは、年末年始の暴飲暴食で疲れた胃腸を労わり休ませるという昔の人の知恵だと言われています。
とはいえ、現代はコンビニや元旦から開いているお店も多く、七草がゆなどの昔からの知恵や風習だけでは胃腸が回復しにくくなっています。
年末年始に疲れた胃腸を労わるために、どんなことに気をつけると良いのか、お話したいと思います。
◆疲れた胃腸を労わってあげるには?
胃腸を休ませるといっても、何も食べないわけにはいきません。では、どのような方法で労わってあげれば良いのでしょう?
1:食事のタイミングに気をつける
人間は夜行性ではないため、生活のリズムとして昼は動いて夜は休むことが体内リズムとして習慣化しています。
この体内リズムを守ることが、胃腸には非常に大切だと言われています。
食事を1日3食、決まった時間に食べることで体内リズムが整ってきます。
また、寝る3時間前には食べない、間食はできるだけ控えることも体内リズムを整えることに繋がってきます。
2:よく噛んで食べる
よく噛んで食べることも大切です。
噛むことは、食べ物を小さく砕いて消化しやすくします。
それだけではなく、脳や胃腸を刺激し全身を活性化したり、唾液と混ざることで胃への刺激を減らしたりする効果もあります。
噛む回数が少ないと、それだけ胃に余分な働きをさせてしまいますので、よく噛んで食べることは胃にとっては優しいのです。
◆日ごろから胃腸を労わろう!
好きな時に好きなものを食べられるようになった現代の食生活では、年末年始に限らず、暴飲暴食で胃腸を疲れさせてしまいがちです。
ですから、年末年始だけでなく、普段から胃腸に負担のかからないような習慣を心がけ、内臓に優しい生活をしていきましょう。