院長社本の健康コラム
歯やお口に関するケア、トラブル解決法をご紹介します。
気象病をご存知ですか?
天気の悪い日が続くと、頭痛が起きたり古傷が傷んだりすることはありませんか?
それは、もしかすると「気象病」の症状かもしれません。
気象病とは、気候や天候、気圧の低下などによって引き起こされる、心身の不調のことです。
梅雨や台風の時期など、気圧や気候の変化の大きい時期に起きやすく、代表的な症状には、頭痛、疲労感、めまい、吐き気、喘息、関節痛、肩こり、気分の落ち込み、うつなどがあります。
近年の研究では、気象病には「内耳」が関係していると考えられるようになりました。
内耳の「前庭器官」にある気圧の変化を察知するセンサーが敏感だと、得た情報を脳に伝えることで、気象病の症状が起こるのです。
これから台風のシーズンになりますし、気をつけておきたいですね。
◆ 気象病の症状を改善する食べ物は?
気象病の症状のひとつである頭痛に効果的な食材は、ほうれん草です。
ほうれん草には多くの鉄分が含まれており、気象病の代表的な症状である頭痛は、鉄分をしっかりと摂取することで起こりにくくなります。
鉄分は、血液中の赤血球を構成する「ヘモグロビン」の材料になるミネラルです。
ヘモグロビンは、肺で結びついた酸素を体内の細胞へと運搬し、二酸化炭素を回収します。
ヘモグロビンが不足すると、血液は体の細胞に十分な酸素を運べなくなり、細胞はエネルギーを失い、頭痛や疲労感を引き起こすのです。
ほうれん草の苦みが苦手な方は、バターで炒めると食べやすくなります。
また、鉄分はほうれん草の他にも、レバーやあさり、かつおや卵にも多く含まれています。
毎日の食事に、鉄分を積極的に摂り入れていきましょう!
なお、コーヒーや緑茶に含まれる「タンニン」は、鉄分の吸収を阻害しますので、食事中は控えることをおすすめします。
気象病の症状が辛いと食事も疎かになりがちですが、症状の改善には、普段から栄養バランスの良い食事を意識し、自律神経を整えることも大切です。
今回は、ほうれん草を使って簡単に作れるレシピを紹介します!
◆ 気象病予防に役立つほうれん草のレシピ
【ほうれん草としめじの中華炒め】すぐ作れるお手軽副菜♫(引用元:Nadiaさん)
ほうれん草とベーコンの 和風クリームパスタ(引用元:ヒガシマル醤油さん)