院長社本の健康コラム
歯やお口に関するケア、トラブル解決法をご紹介します。
ビタミンCが豊かな冬野菜
栄養価の高い緑黄色野菜として知られ、一年を通して野菜売り場に並んでいる、色鮮やかな「ほうれん草」ですが、実は冬が旬の野菜です。
その昔「ポパイ」というアニメで主人公のキャラクターがほうれん草を食べるとパワーアップするという場面がありましたが、実際に多くの栄養素が含まれています。
中でも、特筆すべきは「ビタミンC」です。
ビタミンCは、肌の弾力を保つ「コラーゲン」の生成に不可欠の栄養素で、皮膚・粘膜をみずみずしく健康に保つ役割があります。
特に、旬の冬に収穫するほうれん草は、夏場よりもビタミンCを3倍ほど多く含んでいます。
風邪、インフルエンザなど、感染症にかかっている時には、体の調子を整えるために必要なにビタミンCの量も増えますので、意識して食事に組み込んでいきましょう。
また、ほうれん草には「鉄」が多く含まれていることも知られています。
動機や息切れ、めまいなどの症状を引き起こす鉄欠乏性貧血の改善には、鉄の摂取が必要です。
鉄の吸収を促進するビタミンCも多く含まれているので、鉄欠乏性貧血の方は積極的に摂取しましょう。
そのほか、体の維持に必要不可欠な亜鉛、高い抗酸化作用を持つβカロテン、余分な塩分を排出するカリウム、胎児の発育や赤血球の形成を助ける葉酸など、ほうれん草には多くの重要な栄養が含まれています。
しかし、ほうれん草に含まれるビタミンCやカリウムは「水溶性」と言われ、茹でることで多くが水に流れ出てしまいます。
栄養をしっかり残すためにも、電子レンジを使っての調理がおすすめです。
ただし、電子レンジで調理する場合でも、短時間水に晒してのあく抜きをしましょう。
また、市販されている冷凍ほうれん草も、急速冷凍の技術により、栄養の流出が少ないと言われています。下茹で済みなので、そのまま料理に使えるのも魅力です。
忙しい日の食事には、冷凍ほうれん草も取り入れてみましょう。
<ほうれん草を使ったお手軽レシピ>
ほうれん草と卵とベーコンのふんわり炒め【子供に人気】(引用元:キッコーマンさん)