院長社本の健康コラム
歯やお口に関するケア、トラブル解決法をご紹介します。

寒い冬、座りすぎにご注意を!
2月になり、1年で最も寒い季節になりました。
寒いとついつい家の中にこもってしまいがちですね。家の中でも、「こたつや暖かい部屋の中から動きたくない!」なんて方も多いのではないでしょうか。
しかし、座りすぎは健康によくないということはご存知でしょうか?
今回は、「座りすぎには注意しましょう!」ということについてお話していきます。
◆座りすぎはよくないの?
世の中が便利になるにつれ、動かなくても済むことが多くなり、活動量が減ってきています。
活動量が減ってきた、すなわち、座っている時間が長くなってきているということになります。
実は、「座りすぎ」による健康リスクは近年、数多く指摘されています。
世界20カ国を対象とした「平日の総座位時間」の調査(シドニー大学などのオーストラリアの研究機関が実施)では、日本人の成人が平日に座っている時間が1日420分(7時間)と最も長い結果だったそうです。
座っている時間が長いと糖尿病やメタボリックシンドローム、心血管疾患などの健康リスクがあがると言われています。
また、抑うつや認知機能障害など、メンタルヘルスへの影響もあると言われています。
そのため、注意が必要です。
◆座りすぎを防ぐポイント
座りすぎは健康リスクを高めることがわかりましたね。
では、座りすぎを防ぐために気をつけたいポイントは「こまめに立ち歩く」ことです。
1時間に1回、できれば30分に1回以上は立つ時間を作るのが理想的です。
・コピーをこまめに取りに行く
・近くの方への連絡はメールや内線を使用せずに直接伝えに行く
・立ってそのままかかとの上げ下げを行う
・テレビCMの時間は必ず席を立つ
・近くの店へは車ではなく徒歩で行く
など、普段の生活の中で、できるだけ歩いたり動いたりするよう心がけましょう。
また、電車や飛行機などを長時間利用する際は、座ったまま足首を回す、足底やふくらはぎのマッサージを行うとよいでしょう。
寒い冬は普段以上に動きたくなくなるものですが、座りすぎは健康リスクを高めます。
身体を温めるためにも、普段の生活の中でできるだけ立ったり歩いたりすることを心がけていきたいものですね。