院長社本の健康コラム
歯やお口に関するケア、トラブル解決法をご紹介します。
9月15日は心・血管病予防デー!
9月に入りましたが、まだまだ暑さは続きそうですね…
引き続き暑さ対策をして、体調を崩さないように気をつけておきたいところです。
さて、毎年敬老の日(9月の第3月曜日)の前日は「心・血管病予防デー」です。今年は9月15日になります。
定期的な検診を受けることで、血管に由来するさまざまな疾病を予防・発見する意識を高め、包括的な診断・治療をすることで、疾病の早期発見・早期治療を図ることを目的としています。
◆ 心・血管病とは?
私たちの身体はさまざまな臓器でできており、すべての臓器は日々栄養分と酸素を必要とし、これらを運ぶのが血液です。
生まれてから一生、心臓は1日10万回ポンプとして動き続けることで、全身に血管を通して血液を送り込んでいます。
心・血管病とは、心臓に繋がる血管や心筋に異常が生じ、心臓へ血液が十分に行き渡らなくなる病気です。
心・血管病は、日本人の死因の第2位であり、代表的なものは脳梗塞、心筋梗塞、狭心症などがあります。特に心筋梗塞は、突然死の最大の要因と言われています。
心・血管病を引き起こす要因には、喫煙や食生活、肥満、運動不足、過度の飲酒、高血圧、糖尿病、高コレステロール血症などがあります。
心・血管病の多くは、これらの要因が複数重なって発症に至ります。
◆ 心・血管病チェック方法
心・血管病(狭心症・心筋梗塞・弁膜症・不整脈など)の主な症状として、以下のようなものがあります。
当てはまるものがないか、チェックしてみましょう。
□ 階段や坂道を上がったり、急いで歩いたりした時、胸の圧迫感やしめつけ感がある。
□ 緊張や強いストレスがかかった時、胸や肩、背中などに痛みを感じた。
□ 胸の圧迫感やしめつけ感が15分以上続き、胸以外の場所に症状が広がり、冷や汗や吐き気を感じた。
□ 足の甲やすねのあたりがむくむ、体重が1週間で2~3キロ増加した。
□ 夜中に息苦しさを感じ、目が覚めることがある。
□ 動悸・脈が不規則に打つ。
1つでも当てはまるものがあれば、早く受診しましょう。
心・血管病は、生活習慣と大きく関わってきます。これを機会に、生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか?