歯周病と全身の病気

院長社本の健康コラム

歯やお口に関するケア、トラブル解決法をご紹介します。

歯とお口の健康が全身の健康と大きな関わりがあると分かってきています。

今回は「歯周病と身体の病気」の関係について、お話します。

歯周病と関わりの深い全身疾患として、次の６つの病気が挙げられます。

・動脈硬化（による狭心症・心筋梗塞、脳梗塞）
・糖尿病
・誤嚥性肺炎
・骨粗しょう症
・早産、低体重児出産
・認知症

聞いたことがある病気で、しかもできればなりたくない病気というばかりですよね。

というのも、近年は平均寿命だけでなく「健康寿命」という言葉が気にされるようになりました。

日本は世界でも有数の長寿国になりましたが、ただ長生きすればいいということでなく、健康上の問題を抱えることなく日常生活を送ることができる長生きを望む人たちが増えてきています。

きっと、あなたも「健康な長生き」を目指しているのではないでしょうか？

そして、健康寿命を長く伸ばすために、さまざまな努力をしている方がたくさんいます。

生活習慣病の指標となる数値をコントロールしたり、適度な運動をしたり、食生活に気をつけたり、健康に気をつけたりと、意識的に健康な生活をしようと努力する人たちが増えました。

歯周病と関わりの深い全身疾患を見ると、そのような健康維持活動のひとつに、歯周病の予防も含まれていることがよく分かると思います。

つまり、歯とお口の健康を守ることも、健康寿命を延ばすための努力になるということです。

健康の入り口は、歯とお口の健康から。

健康な長生きを実現することができるように、歯周病の予防にも取り組んでいきましょう！