院長社本の健康コラム
歯やお口に関するケア、トラブル解決法をご紹介します。

骨粗しょう症のお話
厚生労働省では、3月1日から8日までを「女性の健康週間」と定め、女性の健康に関する知識の向上や社会的関心の喚起を図る国民運動を展開しています。
女性の健康と大きく関わりのある病気のひとつに「骨粗しょう症」があります。
名前は聞いたことがあっても、詳しくはどのようなものか理解していない方も多いかもしれません。
今回は、そんな「骨粗しょう症」についてお話します。
◆ 骨粗しょう症とは?
骨粗しょう症とは、骨量(骨密度)が減る、または骨の質が低下することで骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気です。
わかりやすく言えば、骨が中身のないスカスカのスポンジ状のようになってしまい、もろくなってしまう病気です。
骨量が減少する最も大きな原因は加齢ですが、女性は閉経後のホルモンバランスの変化が影響しています。
その他にも、
・カルシウムの摂取不足
・女性ホルモンの欠乏
・カルシウム調整機能の衰え
などが主な原因と言われています。
骨粗しょう症は女性に多くみられる疾患ですが、男性が発症しないわけではありません。実際に、骨粗しょう症患者の4分の1は男性と言われています。
また、卵巣摘出・糖尿病・ステロイド薬・慢性肝障害など他の病気や薬が原因で起きる骨粗しょう症の場合は、年齢や性別に関係なく発症します。
◆ 骨粗しょう症の症状
骨粗しょう症は、自覚症状がほとんどないまま加齢とともに進行します。
また、目に見える症状が現れてきたとしても、背中や腰が痛い、曲がってきた、身長が目立って低くなってきたなど、老化によるものと思われがち症状です。
そのため、見落とされやすい病気なので、注意が必要です。
具体的な症状として、次のようなものがあります。
※ 軽度の骨粗しょう症
・立ち上がるときなどに、背中や腰が痛む
・重いものを持つと、背中や腰が痛む
・背中や腰が曲がってくる
・身長が縮んでくる
※重度の骨粗しょう症
・背中や腰の激しい痛みで寝込んでしまう
・転んだだけで骨折する
・背中や腰曲りがひどくなる
思い当たる症状があれば、「加齢だろう…」と安易に考えずに、病院で検査を受けてみたほうが良いでしょう。
骨粗しょう症になってしまった場合には、投薬療法が選択されることがあります。
具体的には「飲み薬」と「注射薬」がありますが、それぞれ週1回だったり、月1回だったり、半年に1回だったりと、内服や投薬のタイミングに特徴があります。
治療薬があるとは言え、骨粗しょう症はさまざまな骨折につながる怖い病気です。
診断されたら、骨折を起こさないように骨粗しょう症の治療をすぐに始めることが大切です。