院長社本の健康コラム
歯やお口に関するケア、トラブル解決法をご紹介します。
オーラルフレイルって?
8月8日は『歯の記念日』です。
そこで今回は、歯の健康で知っておきたい『オーラルフレイル』についてお話します。
オーラルフレイルとは、「オーラル」→口腔と「フレイル」→虚弱をあわせて、「お口の衰え」を表した言葉です。
例えば、食べこぼしが多くなってきたり、食事中にむせることが増えたりなど、このような些細なお口の衰えが進むと心身機能の低下へつながります。
食べることの問題は体力や筋力の低下を招き、全身のフレイル(衰え)にまで影響を及ぼすことにつながります。
そのため、全身の衰えの入り口となるお口の衰えから防いでいこうと『オーラルフレイル』という考え方が生まれました。
では、オーラルフレイルを予防するにはどうすれば良いのか?
そのポイントをお話したいと思います。
では、オーラルフレイルを予防・改善するための5つのポイントをお伝えしますね。
1:お口を清潔に保つ
まずは基本的な事ですが、定期的にかかりつけの歯科医院でむし⻭や⻭周病の治療や確認をしてもらいましょう!丈夫な歯を維持することは、食生活や健康維持に重要な要素です。
2:口周りの体操をしよう
ものを食べる時の噛む力と、飲み込む力を鍛えます。やり方は「口を思い切り開けて10秒間維持する」、これだけです。
これをするだけで、喉と喉仏をつなぐ筋力を鍛えることができて、食べこぼしや飲み込みにくさの改善につながります。
とっても簡単にできるので、さっそく取り入れてみてください。
3:本気でカラオケで歌う
口まわりの筋肉に力を入れるように意識して、本気でカラオケで歌うだけ。これも立派なトレーニングになります!
本気で歌うと汗をかきますし、可能であれば高音でテンポ早めの曲にチャレンジしてみてください!
4:うがい
ガラガラうがい・ぶくぶくうがいは10秒を目安に意識してすることで、これも立派なトレーニングになります。
5:食事
食事のメニューは、筋肉のもととなるタンパク質とタンパク質の吸収を促すビタミン類を意識して摂り入れましょう。
そしてよく噛むことが大切です。1口30回を目標に、よく噛んで食べましょう!
いかがでしたか?
歯の健康は気がついてからではなく、日々の生活で意識しておくことが大切です。
オーラルフレイルの予防に取り組んで、いつまでも食事を楽しめる歯、そして健康な身体を維持していきましょう!