新年は新しい歯ブラシで！

院長社本の健康コラム

歯やお口に関するケア、トラブル解決法をご紹介します。

12月になると、他の月の1.5倍も売れる日用品があります。

それは、歯ブラシなんです。

新年を迎えるにあたり、大掃除で不要なものを捨てて、日用品も新しいものに取り換える方が多いと思います。

歯ブラシも、新年に新品に取り換える代表的な日用品ということですね。

とても素晴らしいことですが、せっかく新年に新しい歯ブラシに取り換えるのであれば、その後も毎月1日を「歯ブラシの交換日」にしてはいかがでしょうか？

歯ブラシは1ヶ月に一度、新品と交換したほうが良いものです。

その理由は、歯ブラシの清掃効果が落ちてしまうからです。

そもそも歯ブラシは、毛の弾力性によって歯の表面にこびりついたプラーク（歯垢）を落とす道具です。

その力を十分に発揮してもらうためには、毛先の開いていない歯ブラシを使うことが大切です。

歯ブラシの毛先が開いてしまうと、歯の表面にきちんと毛先が当たらないので、効果的にプラーク（歯垢）を落とすことができませんし、歯ぐきを傷つけてしまう可能性もあります。

せっかく丹念に歯をみがいているつもりでも、歯ブラシの毛先が開いてしまっていては、みがいているようでみがけていないという残念なことになってしまいます。

そうなれば、歯みがきはしているのにむし歯や歯周病になってしまうなんてことにもなりかねません。

また、歯ブラシの毛先は少しずつすり減っていくので、汚れを落とす力は1ヶ月で50％程度になってしまうと言われています。

なので、毛先が開いてしまった歯ブラシは交換するべきですし、問題なさそうに見えても月に一度は交換することをおすすめします。

さらに、歯ブラシは雑菌が繁殖しやすい道具でもあります。細菌が数多く存在する口の中で使う道具なのですから、当然ですよね。

衛生面から考えても、やはり月に一度は交換することをおすすめします。

新年には新しい歯ブラシに交換して、そして毎月1日を歯ブラシの交換日にして、いつもキレイで清掃効率の高い歯ブラシを使っていきましょう！