院長社本の健康コラム
歯やお口に関するケア、トラブル解決法をご紹介します。
「話す」機能とは?
お口には、「食べる」「話す」「呼吸する」「表情をつくる」という4つの機能があります。
今回は、「話す」について考えてみましょう。
話すことは、意思表示をすることにつながります。コミュニケーションにおいて大切なことですが、そのために「口」は重要な役割を担っています。
たとえば、舌に注目してみましょう。「ラ」と発するときは舌の先を動かし、「カ」は舌の奥、「タ」は舌の中央を動かすことで発せられます。
「パピプペポ」と発するときには、唇がしっかり閉じてから口の中に溜められた空気圧を破裂させるようにして、発音しています。
歯を意識しながら「サシスセソ」というと、上あごと下あごの前歯同士が微妙に距離を取り、その隙間から息が出て発生されていると分かります。
私たちは、舌や唇、上あご、下あごを動かすことでさまざまな音を作り出し、声を出しています。
話し言葉を生み出す機能を「構音機能」と言いますが、人間特有のこの能力によって、私たちは言葉のコミュニケーションが可能になっています。
構音機能には、ほかにも歯並び、口の中の形や大きさなど、口の状態が大きく関わります。
また、舌や唇、あごは、すべて筋肉によって動かされていますので、言葉を話すためには、適切な筋肉を維持することも大切になります。
楽しくコミュニケーションをとるためにも、お口の健康維持を心がけていきましょう!