院長社本の健康コラム
歯やお口に関するケア、トラブル解決法をご紹介します。
お口の健康が肥満予防に!?
お口の健康を守ることは、胃腸の調子を整えることや肥満の予防にもつながります。
歯は、食べ物を咀嚼する(噛み砕く)ために欠かせない身体の器官です。
咀嚼は、食べ物を細かくし、消化しやすい形に変える役割があります。
十分に咀嚼することができず、大きなまま食べ物を飲み込んでしまうと、胃に負担がかかり消化不良になります。
歯を失ってしまったままだと食べ物を噛み砕くことができないのは当然ですが、歯並びや噛み合わせが悪い場合も咀嚼の効率が悪くなります。
また、噛むことによってだ液の分泌が促され、だ液に含まれる消化酵素がたくさん出ます。
噛むことが消化を助け、胃腸の調子を整えてくれるわけです。
消化不良で起こる胃もたれは、口臭の原因となることもありますので、きちんと噛んで、胃に負担をかけないようにしたいものです。
そして、よく噛んで食べることによって満腹中枢が刺激されますので、食べ過ぎを防ぐことができます。
食べ過ぎを防ぐことが胃に良いこと、消化に良いことはもちろん、肥満防止にも効果的です。
肥満は生活習慣病のリスクを高める要因のひとつですから、よく噛んで食べることは身体の健康を守るためにも大切なことです。
「きちんと噛めること」が全身の健康にもたらす効果は、たくさんあります。
まずは歯を失ってしまわないように予防に取り組むこと、もし歯を失ってしまった場合は噛む機能を補う治療を受けましょう!