院長社本の健康コラム
歯やお口に関するケア、トラブル解決法をご紹介します。
これからが旬!5月に食べたい野菜は?
気候がよくなり、体も心も活動的に過ごせる季節になってきましたが、活動的に過ごすためには、日ごろから健康に気をつけることが大切になってきます。
季節ごとの旬の野菜を食すことで、体に必要な栄養素がとれることはもちろんですが、旬のものは単価も安くなり、お財布にも優しい、新鮮でおいしさが増すなどのメリットがあります。
今回は、5月に旬をむかえる野菜を紹介します。
◆ 5月の旬の野菜は?
5月に旬をむかえる野菜として2種類、その栄養素とともに紹介します。
1:アスパラガス
・アスパラギン酸
アミノ酸の一種で疲労回復やスタミナ増強に効果があります。体内のエネルギーを活発にする作用があり、栄養ドリンクなどにも含まれる成分です。
・ ルチン
ポリフェノールの一種です。毛細血管を丈夫にし、血流を改善してくれますので、高血圧や脳卒中などの生活習慣病の予防に効果があります。
・ ベータカロチンや各種ビタミン
ベータカロチンやベータカロチンから作られるビタミンAには、強力な抗酸化作用があります。癌やアルツハイマー病など、様々な疾患の要因となる活性炭素を取り除く効果があります。
アスパラギン酸は熱に弱いため、加熱調理は短時間でおこないましょう。また、ベータカロチンやルチンは油と一緒にとることで吸収率がアップします。
2:春キャベツ
・ビタミンC
肌を丈夫に保つコラーゲンの合成に欠かせません。皮ふだけでなく、血管や骨などを丈夫にするためにも大切な栄養素です。
免疫力を高める、鉄分の吸収を助ける作用もあります。
・ビタミンU
キャベジンと呼ばれるアミノ酸の一種です。胃腸薬の名前に使われているように、胃腸の働きや粘膜を修復し、正常に保つ働きがあります。
また、タンパク質の合成を活発にし、胃の粘膜の新陳代謝をあげるといわれています。
ビタミンCもビタミンUも加熱すると栄養素が水に溶けだしてしまうので、調理の際は工夫が必要です。加熱する調理の場合は、煮汁ごと食べられるような調理法を選びましょう。