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院長社本の健康コラム


歯やお口に関するケア、トラブル解決法をご紹介します。

「歯周病」という生活習慣病

歯周病と全身疾患には深い関係があることは、あなたもよくご存知だと思います。とくに、生活習慣病と歯周病には深い関係があることが分かってきています。

ところで、実は「歯周病」も生活習慣病だということをご存知ですか?

生活習慣病というと、動脈硬化や糖尿病のような病気やメタボリックシンドロームがそのリスクを高めることなどを思い浮かべることでしょう。

そして、動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病と歯周病は、大いに関連します。

ということは、動脈硬化や糖尿病のリスク要因とされているメタボと歯周病にも深いかかわりがあっても不思議ではありません。

これは実際に研究されていて、メタボの人ほど歯周病リスクも高いということが分かっています。

よく噛んで食べることが肥満の予防につながることを考えれば、歯とお口の健康、噛むことができる状態は生活習慣病予防にも重要です。

食事と運動が生活習慣病予防の基本ですが、食事をするために歯とお口の健康が重要であることは、よくお分かりですよね。

そして、運動ですが、これも実は歯とお口の健康が運動機能と大きな関わりがあることが分かってきています。

ある調査によると、残っている歯が19本以下の人の転倒リスクは、20本以上歯が残っている人と比べて、入れ歯の使用者で1.36倍、入れ歯未使用者だと2.5倍ということが分かっています。

身体をしっかり動かすためにも、歯とお口の健康が大切だということです。

一方で、歯周病のリスク要因もまた食事などの生活習慣が関わっています。

よく噛んでだ液の分泌を促すことで歯周病やむし歯の予防につながりますし、毎日の歯みがきという習慣も歯とお口の健康に必要です。

このような背景があって、実は歯周病も生活習慣病のひとつに認定されています。

歯周病そのものが生活習慣病ということですから、生活習慣の改善と積極的な予防に取り組みましょう!

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