院長社本の健康コラム
歯やお口に関するケア、トラブル解決法をご紹介します。

乾燥する季節、口呼吸の対策をしよう!
秋晴れが清々しい季節ですが、空気が乾燥する時期でもあります。特に、朝の起床時にのどの痛みを感じる方が増えるのがこの頃です。
その原因は、寝ている間の口呼吸が考えられます。
近年では、コロナ禍の影響もあり、マスクを長時間つける習慣が、口呼吸を招きやすい原因でもあります。
口呼吸のデメリットは、ウイルスの侵入で風邪をひきやすくなったり、口腔内の乾燥によりむし歯や歯周病、口臭のリスクも高まってしまうことです。
今回は、鼻呼吸の役割、そして口呼吸の原因と対策を紹介します。
鼻呼吸の役割
1:フィルターの役割
空気中の細菌・ウイルス・花粉などから守る働きがあります。口呼吸は気道に直接外気が入るため、ウイルスや細菌の感染リスクが高まります。
2: 加湿と温度調節の役割
鼻の中に取り込んだ空気から適度な湿気を取り込み、また温度調節をします。
とくに就寝中に長時間口を開けている状態では、口の中が乾燥することでだ液の量が少なくなり、だ液が持つ殺菌作用や浄化作用も低下してしまいます。
口呼吸になる原因
風邪やアレルギー鼻炎などで鼻づまりがある場合、口呼吸になりがちです。
また、子どもの場合には、咽頭扁桃の肥大で鼻呼吸がしにくい場合もあります。
近年では、マスクの長時間使用で、口まわりの筋肉をあまり動かさず、筋力の低下を招くことで口呼吸になりやすい傾向があるようです。
口呼吸の対策
就寝時には、口を開いてしまうことを防ぐグッズや保湿機能のあるマスクなどで工夫をしましょう。
口のまわりの筋力を鍛えるには、「ら・り・る・れ・ろ」を、舌や口、頬を大げさに動かして発声することで、鍛えられます。
ポイントは、1音1音はっきりと発声する際に、舌を上顎のくぼみにしっかり当てるようにしましょう。
いびきがひどい場合や、慢性的な鼻炎の場合は、耳鼻咽喉科に相談しましょう。治療をすることで口呼吸を解決でき、さまざまなトラブルを回避できる可能性があります。
そして、日常生活の中でマスクを外した時には、鼻呼吸を意識するようにしましょう。