院長社本の健康コラム
歯やお口に関するケア、トラブル解決法をご紹介します。

研磨剤はいる?いらない?
歯みがき剤は、日本薬事法により「化粧品」と「医薬部外品」の2種類に分けられます。
清掃剤や発泡剤などの基本成分だけでできている「化粧品」。その基本成分に歯肉炎やむし歯予防の働きをする薬用成分を加えた「医薬部外品」の2種類です。
基本成分のうち歯みがき剤の容器に、「無水ケイ酸」や「リン酸水素カルシウム」と書かれている成分が研磨剤にあたります。
研磨剤には食べ物による着色汚れや食べかす、歯垢を落としやすくする働きがあります。
一方で、同時に歯の表面にあるエナメル質を削ってしまうという難点があります。
エナメル質は人体で最も硬い組織であり、むし歯や歯周病などの原因となるさまざまな刺激から歯の神経を守る役割をします。
このエナメル質が削られてしまうと、むし歯や歯周病、知覚過敏になりやすいと言われています。
特に生え変わる前の子どもの乳歯は、永久歯の半分のエナメル質しかありません。
気になる方は、研磨成分が含まれていない歯みがき剤、もしくは低研磨の歯みがき剤を使用したほうが歯を傷つける心配がないでしょう。
研磨剤のない歯みがき剤だと汚れが落ちにくくなりますが、ブラッシングを丁寧に行えば歯の汚れを落とすことは可能です。
日々の歯みがきは一番重要なことですが、定期健診を受診して、歯みがきだけでは取り除くことができていない汚れや歯石を取るなどプロのクリーニングも定期的に受けましょう。