院長社本の健康コラム
歯やお口に関するケア、トラブル解決法をご紹介します。
知覚過敏を予防しよう!
「歯ぐき痩せ」や「歯の削れ」が原因の“知覚過敏”に悩む方が増えています。
「歯ぐき痩せ」とは、歯周病や歯肉炎が原因で歯ぐきが下がり、歯の根元が露出してしまうことです。歯が長くなったような感じがする場合、その可能性があります。
「歯の削れ」とは、歯をみがくときに強すぎる力でみがいてしまうなど、誤った歯のみがき方によって歯の表面が削れてしまい、歯の内側の象牙質が露出してしまうことです。
そして、いずれの場合も「知覚過敏」になるケースがあります。
歯の構造は、表面からエナメル質、象牙質、歯髄(神経)の順番です。
通常、歯の歯髄(神経)は象牙質とエナメル質に覆われているため、痛みを感じることはありません。
しかしながら、歯ぐきが下がったり歯の表面が削れたりして象牙質が露出してしまうと、冷たい飲み物や食べ物などの刺激が神経に伝わりやすくなり、知覚過敏が生じます。
歯周病が原因の「歯ぐき痩せ」の場合、初期段階であれば、スクラビング法という歯のみがき方で、症状が改善するケースもあります。
歯に対して歯ブラシを直角にあて、毛先は歯と歯ぐきの境目にあてて、歯1本半ほどの幅を小刻みに動かして、1ヶ所につき約10秒ほどみがきます。
このとき、力を入れすぎないことがポイントです。
力を入れすぎず、小さい範囲でやさしく歯ブラシを動かしてください。
「知覚過敏」や正しい歯のみがき方について、気になることがあればいつでも気軽にご相談ください!