院長社本の健康コラム
歯やお口に関するケア、トラブル解決法をご紹介します。

むし歯になりにくい食べ方とは?
むし歯は、細菌による「感染症」です。
そして、それと同時に糖尿病や高血圧症などと同じ「生活習慣病」でもあります。
生活習慣が原因の病気であるということは、食生活などの生活習慣を見直すことで、むし歯も予防できるということです。
むし歯の原因となるミュータンス菌は、食べ物に含まれる糖から酸を作ります。
この酸によって、歯の表面のカルシウムやリンが溶け出すことを「脱灰」といいます。
食事中は、よく噛んで食べることでだ液が分泌されます。
このだ液の働きによって酸が洗い流され、中和されることで歯の「再石灰化」が始まります。
つまり、私たちが食べ物を食べるたびに、「脱灰」→「再石灰化」が繰り返されているのです。
それゆえに、摂取した糖度が高く、だ液の量が少ないほど、再石灰化にかかる時間が長くなります。
ただし、寝ている間はだ液がほとんど出ないので、寝る前に食べてしまうとお口の中はずっと「脱灰」の状態になってしまいます…
テレビを見ながらおやつをつまむなど、食べる回数が多いと口の中が酸性になっている時間が長くなり、再石灰化の時間が短くなります。
つまり、食べる回数が多いほど、むし歯になりやすくなります。
食べる回数に着目することが、むし歯予防につながるのです。
食事は朝昼晩、1日3回。
間食は時間を決めるか、食後のデザートにして、食べる回数を減らすこと。
そして、食べた後は歯みがきをすること。
また、フッ素は歯の再石灰化を促進する働きがあるので、フッ素入り歯磨き剤もおすすめします。