院長社本の健康コラム
歯やお口に関するケア、トラブル解決法をご紹介します。
寒い時期は高血圧にご注意を!
寒くなってくると、身体は体温を逃がさないように血管が収縮し、血圧が上がりやすくなります。
特に普段から血圧が高めの方は、寒さを感じたり冷たい水をさわったりすると血圧がさらに高くなるため、注意が必要です。
今回は、寒い時期の血圧についてお話していきます。
血圧と高血圧って?
血圧とは、心臓から送り出された血流が血管の内側の壁を押す力(圧力)のことです。
血圧は常に一定の数値を保っているわけではなく、食事や運動など、あるいはストレスや測定時の環境などによって変化します。
運動したり緊張したりしたときに一時的に血圧が上昇する場合がありますが、普段の血圧が正常値であれば問題はありません。
運動や緊張したあと、安静にしていても血圧の高い状態が長く続いていれば高血圧となります。
高血圧は危険?
高血圧は、さまざまなリスクがあります。
血管がもろくなる動脈硬化を引き起こしたり、心筋梗塞や狭心症、脳梗塞や脳出血などを引き起こしたりします。
高血圧は、自覚症状がないまま進行していきます。
気づかないうちに大きな病気を引き起こすリスクを抱えてしまうことになりかねませんので、定期的に血圧を測定するようにしましょう。
高血圧を予防するには?
高血圧を予防するためには、次のようなことに気をつけてるようにしましょう。
・塩分のとりすぎに注意する
・肥満を防止する
・ストレスを抱えない
・適度な運動をする
・たばこやお酒は控えめにする
生活習慣を整えることで、高血圧は予防できます。遺伝的に血圧が高い方は、特に生活習慣には気をつけてるようにしましょう。
寒暖差に注意!
また、これからの寒い時期は、寒いところと暖かいところの差が大きくなってくるので、特に注意が必要です。
具体的には、次のようなことに気をつけて過ごしましょう。
・寒い屋外に出たとき
・暖かい部屋から、トイレや脱衣場に移動したとき
・熱めのお風呂にはいったとき
家の中であっても、場所によって寒暖差が激しくならないような工夫をおすすめします。
血圧は、健康のバロメーターでもあります。
定期的に血圧を測定し、高めの場合は生活習慣を整えたり、病院に行くなどして、寒い冬も健康的に過ごしていきましょう。