お口の健康と全身の健康の関りは？

院長社本の健康コラム

歯やお口に関するケア、トラブル解決法をご紹介します。

近年、歯とお口の健康が全身の健康と大きな関わりがあることについて、研究が進んできました。

それによって、今までには知られていなかったことがどんどん明らかになってきています。

たとえば、歯周病と全身疾患の関係です。

歯周病が動脈硬化や糖尿病、骨粗しょう症、低体重児出産、認知症などの病気と大いに関係あるということが分かってきています。

あるいは、食育です。

食べることが全身の発育に大きく影響するわけですから、歯と口の発育が身体の発育にも大きな影響を及ぼすことは、間違いありません。

そして、ただ単に栄養補給のために食べるということではなく、食べることを通じて精神的な豊かさを得るということもテーマのひとつになってきました。

金属アレルギーも、歯科治療で注目されている問題のひとつです。

健康保険でも注目されている分野で、最近は材料に金属を使わない治療でも保険適用される治療が増えてきています。

また、ガン治療と口腔ケアも注目が集まっているテーマのひとつです。

ガン治療の副作用はお口の中にも現れるため、ガン治療の過程で口腔ケアも取り組んでおくことによって、ガン治療の予後が良くなります。

肩こりや頭痛など、全身の不調も歯ぎしりが原因となっているケースがあります。

そして、残存歯数（自分の歯が残っている数）が多い人ほど健康寿命が長いということも、明らかになってきています。

このように、歯とお口の健康は、歯とお口だけの問題ではないということがどんどん明らかになっています。

歯とお口の健康を守ることは、全身の健康を守ることにもつながるということです。

歯とお口の健康と全身の健康との関係について、一緒に考えてみましょう！