院長社本の健康コラム
歯やお口に関するケア、トラブル解決法をご紹介します。
睡眠を助ける食材は?
秋も深まり涼しくなったことで、夜も眠りやすくなりました。
夏よりも寝やすくなったことで、睡眠時間が長くなった方も多いのではないのでしょうか?
しかし、季節によって睡眠時間は変化するため、睡眠時間が長くなったのは涼しくなったからだけではなく自然なことなのです。
そのため、人間本来の身体のリズムに従ってしっかりと睡眠をとることが、秋を健やかにすごす大切なポイントとなります。
◆ 秋は眠る時間が長くなる
普段はあまり気にしていないかもしれませんが、季節によって睡眠時間は自然に変化し、夏が終わり秋の気配を感じるようになると少しずつ睡眠時間は長くなる傾向にあります。
これは、冬眠する動物は秋分から冬至にむけ睡眠時間が長くなり、徐々に動かなくなりますが、このような本能的なリズムが人間にも生まれつき備わっているためと言われています。
秋の夜長と言われ、夜更かししがちですが、自然のリズムに従い夏よりも少し睡眠時間を長くとるようにしてみましょう。
◆ より良い睡眠のために摂りたい食材は?
より良い睡眠のために摂りたい栄養素は「トリプトファン」と「ビタミンB群」です。
トリプトファンは人の体内では作ることができない栄養素で、睡眠を促す物質の原料になります。
たんぱく質に含まれ、魚類、肉類ではレバー、牛乳、豆腐・納豆・みそ・醤油などの大豆製品に多く含まれます。
トリプトファンを効率よく機能させるためには、ビタミンB群を一緒に摂ることが大切です。ビタミンB群が含まれるさつまいも、豚肉、卵、バナナを食事にとりいれてみましょう。
また、温かい食べものは深部体温という「内臓など、身体の深い部分の体温」を上げることができ、リラックス効果や満腹感をもたらすと同時に、覚醒状態を維持する働きを抑えて、よりより良い睡眠をサポートします。
◆ おすすめは「味噌汁」
味噌には睡眠に良いとされるトリプトファンが含まれています。
味噌にトリプトファンを多く含むだけでなく、より良い睡眠のため摂りたい食材を簡単に組み合わせて、おいしく食べることができます。
特に豆腐と卵のお味噌汁は、普段から常備してある食材で手軽にできるので普段の生活に摂りいれやすいと思います。
より良い睡眠のために寝具だけではなく、普段の食材などにも気を配ってみてはいかがでしょうか?