院長社本の健康コラム
歯やお口に関するケア、トラブル解決法をご紹介します。
お口の機能低下を予防する食事
心身の健康を維持する上で重要な栄養の入り口となるのが、お口の健康です。
お口の機能を低下させないためには、エクササイズも有効ですが、毎日の食事でも食べる機能の低下を予防することはできます。
今回は『毎日の食事』を中心に、食べる機能の低下予防を考えてみたいと思います。
まずは、食事の内容に気をつけることです。
特に、咀嚼力(食べ物を歯で噛み切り、奥歯で砕き、 飲み込むこと力)を鍛えることを意識しましょう!
具体的には、食品の噛みごたえ(硬さや弾力など)と栄養のバランスです。
お口の機能が低下すると、無意識のうちに現状に見合った食べやすい食べ物ばかりを摂取するようになりがちですが、それが原因でますますお口の機能は低下してしまいます。
お口の機能が低下すれば、食事の内容に偏りが出て、栄養バランスも乱れていく…という悪循環におちいってしまうことが予想されます。
ですから、ある程度噛み応えのある食品をメニューに組み込むことが大切なのですが、だからと言って、調理に手間がかかるものだと長続きしません。
そこでおすすめしたいのは、野菜サラダと果物です。
繊維質の多いキャベツやレタスなどの葉野菜、シャキシャキしたリンゴやナシなどが良いでしょう。
また、お口の機能を維持・向上させていくためには、よく噛んで食べることも大切です。
しっかり噛まないと食べられないものを食べるようにすれば、食事をすること自体がお口の機能低下を予防することにつながります。
さらに、自分自身で「もう5回多く噛もう!」と意識できたらバッチリですね!
『食べ物』を変えると、『食べ方』が変わります。
お口の機能低下を予防するために、食べ物にも気を配ってみてください!