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院長社本の健康コラム


歯やお口に関するケア、トラブル解決法をご紹介します。

高齢者の食生活に変化が起こる要因は?

要介護状態になることを予防する『フレイル』という考え方について、特に『』からのサインについてお話します。

高齢者の食事

食生活の変化を見逃さないように注意するにしても、「なぜ高齢者には、食生活に変化が起こりやすいのか?」気になるところ。

一般的には、大きく分けて『身体要因』『精神要因』『口腔要因』『環境要因』の4つの要因が考えられ、またそれらの要因が複雑に関連し合って、食べる機能や意欲を低下させています。

今回は『精神要因』『口腔要因』『環境要因』について考えてみましょう!

2)精神要因

高齢者は、身近な人と死別など、周囲の環境の変化で起こる『老人性うつ病』が見られるケースがあります。

老人性うつ病は気分が落ち込んだり、意欲や気力が低下したり、注意力が散漫になったりと、認知症とよく似た症状が現れ、それによって食欲不振につながるケースは少なくありません。

老人性うつ病

3)口腔要因

歯の本数の減少や筋力の低下により、噛む力や飲み込む力が衰え、『食べる』機能が低下します。

また、味を感じる機能の低下など、食欲不振や摂取量減少につながる要因は数多くあります。

入れ歯

4)環境要因

高齢者は、1人暮らしや日中は1人で過ごすなど、孤食になりがちな環境があり、自分1人だし空腹を満たせれば良しという発想になりがちです。

また、調理が煩わしいことなども、手軽な食事や食事の回数が減少しがちな原因と言えます。

身体機能の衰えだけでなく、付随するさまざまな要因があって食生活に変化が起こりますので、身近なご家族が気を配ってあげたいものです。

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