院長社本の健康コラム
歯やお口に関するケア、トラブル解決法をご紹介します。
むし歯の予防にフッ素の力を!
むし歯の原因となるミュータンス菌は、食べ物に含まれる糖から酸をつくり、この酸によって歯の表面のカルシウムやリンが溶け出すことを「脱灰」(だっかい)と言います。
一方で、食事中によく噛んで食べることで唾液が分泌されますが、この唾液の働きで酸が中和されるとともに洗い流され、歯の「再石灰化」が始まります。

実は、食べ物を口にするために「脱灰」→「再石灰化」が繰り返されているということです。
そして、摂取した糖度が高く、唾液の量が少ないほど、再石灰化にかかる時間は長くなります。
このようなメカニズムがあるため、「食べた後は、歯みがきをする」というのは、むし歯予防の大切な習慣なのです。

また、多くの歯磨剤に含まれている「フッ素」には、歯の「再石灰化」を促進する働きがあります。そのため、歯磨剤はフッ素配合のものを使うのもおすすめです。
痛みのあるむし歯や、かなり進行して歯に穴の開いたむし歯をフッ素の作用で元に戻すことはできません。
しかしながら、まだ歯に穴が開く前の初期段階のむし歯の場合、歯の表面に付着したフッ素がミネラルを取り込んで石灰化し、さらに酸に強い歯を作る効果が期待できます。
約3分間しっかり歯をみがき、フッ素を口の中に行き渡らせるようにブクブクうがいですすぐと効果的ですよ。
