院長社本の健康コラム
歯やお口に関するケア、トラブル解決法をご紹介します。

大切なドライマウス予防!
目を守るのに大切な涙の量が少なくなり、視力の低下や目の疲れなどの症状を引き起こす「ドライアイ」という病気があります。
高齢化、スマホやパソコンの長時間使用、コンタクトレンズの利用者が増えたことなどが原因で、この「ドライアイ」の症状を訴える方が年々増えているそうです。
実は、乾きや乾燥がさまざまな症状を引き起こすのは、目だけではありません。
唾液の分泌量が少なくなり、口の中が乾燥する「ドライマウス」の症状に悩む方も年々増えています。
「ドライマウス」の主な原因は、高齢化、ストレス、喫煙、やわらかいものばかりを食べることによるアゴの周辺の筋力低下による唾液の分泌量の低下などの生活習慣です。
「ドライマウス」の症状ですが、初期の段階では、口の中がねばついて口臭が出るようになります。
段階が進むと、口臭が強くなる、むし歯や歯周病が発生するなど、症状が深刻化していきます。
そのため、口の中の病気でも気をつけたいもののひとつですし、積極的に予防に取り組みたいものです。
「ドライマウス」を予防するには、唾液の分泌を促して口の中を乾燥させないようにすることが大切です。
意識して酸味のあるものを食事にとりいれる、1日1~2リットルの水を飲むなど、唾液の分泌を促し、口の中を乾燥させないような工夫を積極的に行ってみましょう。
また、唾液には「ネバネバ唾液」と「サラサラ唾液」があり、ネバネバよりもサラサラの唾液のほうが口の中の自浄作用が高いと言われています。
そのため、サラサラ唾液を出す効果があるキシリトールを含んだガムを噛むこともオススメです。