院長社本の健康コラム
歯やお口に関するケア、トラブル解決法をご紹介します。

だ液がむし歯を予防する!?
だ液には、お口の中だけでなく、歯を守る働きもあります。
つまり、むし歯予防において、だ液のチカラは欠かすことのできないものでもあります。
だ液が歯を守るために、どのような働きをしているのか、ぜひ知ってください!
だ液がむし歯を予防する!?
以前のコラムで、だ液が外敵の攻撃からお口の中を守ってくれていることをお話しましたが、だ液にはお口の中だけではなく、歯を守る効果もあります。
歯を守る効果1)歯の再石灰化
歯の表面は、エナメル質という鉄や金よりも硬い素材で覆われていますが、エナメル質は酸には弱く、酸が強い環境下では容易に溶けてしまいます。
むし歯の原因菌であるミュータンス菌などの細菌は、歯についた食べカスを酸に変化させ、エナメル質を溶かしてむし歯へと進行させます。
でも、歯も無抵抗ではありません。
だ液の成分であるカルシウムやリンなどのミネラルによって、歯を常に修復しています。
この働きを「再石灰化」といい、むし歯の進行を防ぐ重要な働きと言えます。
歯を守る効果2)酸性に傾かないように
もうひとつ大事な機能は、PH緩衝機能です。
普段のお口の中は中性を保っていますが、食後は非常に強い酸性の状態になる場合があり、そのままでは歯が簡単に溶けてしまいます。
そこで、だ液の成分が働いて、酸性に傾いたお口の中を食後30~40分で食前の状態に戻し、むし歯になるのを防いでいます。
また、だ液には食道でも、酸性に傾いた状態を中性に戻す働きがあります。
歯をむし歯から守るために、だ液はとても重要な役割を果たしているのです。