院長社本の健康コラム
歯やお口に関するケア、トラブル解決法をご紹介します。
大腸がんと食生活の関係
3月は国際的な「大腸がん啓発月間」と定められ、世界各地でさまざまな啓発活動が行われています。
この啓発活動は、大腸がんについての正しい知識を広め、早期発見・早期治療のための検診を推奨することを目的としています。

医学・医療技術の進歩により、大腸がんは早期発見・早期治療によって約99%が治るようになりました。
そして、大腸がんの早期発見・早期治療のためには、がん検診を定期的に受診することが有効です。
一方で、大腸がんと切っても切り離せない関係にあるのが食生活です。
今回は、食生活の観点から、大腸がん予防について考えてみたいと思います。
◆ 大腸がん予防に必要な栄養素は?
大腸がんは、日本で罹患数が最も多いがんであり、1年間で新たに大腸がんと診断される患者は約15万人に上ります。それだけ、日本人にとって非常に身近な病気です。
大腸がんは、特に食生活の影響を大きく受けることが知られています。そのため、食事の内容を適切に管理することで、大腸がんのリスクを低減することができると考えられています。

大腸がんの予防に必要な主な栄養素は、次のとおりです。
・食物繊維
食物繊維は、大腸がん予防の「主役」です。便の量を増やして腸内の有害物質を薄め、排便を促すことで、発がん物質が腸壁に触れる時間を短縮してくれます。
食物繊維を豊富に含む食品は、野菜類(キャベツ、ブロッコリー、ニンジン、ほうれん草)、果物類(リンゴ、バナナ、柑橘類)、全粒穀物(玄米、オートミール、全粒パン)、豆類(納豆、ひよこ豆、レンズ豆)などが挙げられます。
・カルシウム
意外かもしれませんが、カルシウムは大腸がんのリスクを下げる可能性が高いとされています。腸内にある胆汁酸(過剰になると腸を刺激する)と結合し、その毒性を抑えてくれる働きがあります。
牛乳やヨーグルト、チーズなどの乳製品はカルシウムの優れた供給源です。また、緑黄色野菜や豆乳、骨ごと食べられる魚などもカルシウムを豊富に含む食品です。

・ビタミンD
ビタミンDは細胞の異常な増殖を抑えたり、免疫機能を整えたりする働きがあり、大腸がんの予防効果が期待されています。
サケ、マグロ、サバ、いわしの丸干し、きくらげ、干し椎茸、卵、チーズなどの食品に豊富に含まれています。
◆ 食生活の見直しで大腸がん予防を!
大腸がんは、適切な食事や生活習慣の改善によって予防できる可能性が高い病気です。今回のお話をきっかけに、ぜひ食生活を見直してみてください!
◆ 食物繊維の摂取にオススメのレシピ!


