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院長社本の健康コラム


歯やお口に関するケア、トラブル解決法をご紹介します。

ガムを噛んで唾液効果を!

ガム離れが急速に進んでいます。

ガムの国内販売額は2004年の1881億円がピークで、2021年には755億円と、ガム市場はピーク時の40%まで急速に縮小しています。

ガム離れの理由には、

・捨てる必要のないグミなどの商品の人気が上昇
・喫煙率が減少して口臭対策に噛む必要がなくなった
・噛むのが面倒くさいという若者が増えた

などの理由が言われています。

ガムを噛むことには、唾液を分泌したり、脳を活性化させたりなど、さまざまな利点があります。

特に、唾液には「口の中を中性に保つ作用などむし歯を予防する働き」「口の中が乾燥して口臭などの原因になるドライマウスを予防する働き」などがあります。

日本チューインガム協会によると、ガム1枚あたりの噛む回数は550回と言われるので、ガムを噛むことによる唾液分泌の促進はとても大切です。

日本人の一度の食事で噛む回数は柔らかい食べ物が増えたことも影響して、戦前は約1,400回だったものが現在では約600回と激減しています。

このような状況でのガム離れは、噛む回数の減少に拍車をかけ、唾液の分泌量を減らし、むし歯予防や口臭予防にはマイナスです。

ガムの中でも、サラサラした唾液を出す効果のあるキシリトールを含んだガムを噛むことで、噛む回数をアップして、唾液の分泌を促進させてみてはいかがでしょうか?

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