院長社本の健康コラム
歯やお口に関するケア、トラブル解決法をご紹介します。

なぜ、子どもはむし歯になりやすいのですか?
小中学校の子ども達の間に一番多い病気は、むし歯です。ある調査によると、約6割の子どもがむし歯になったことがあると答えています。
私たちの口の中はだ液による成分で保護されていますが、食べ物が入るとわずか2~3分でプラーク(歯垢)が酸性になり、歯の表面を溶かし始めます。
これを「脱灰」といい、その後、だ液の力で酸を洗い流し溶け出したカルシウムやリンを歯の表面に戻す働きを「再石灰化」といいます。
お口の中では脱灰と再石灰化が繰り返されますが、生えて間もない子どもの乳歯は永久歯に比べて歯の表面のエナメル質や内側にある象牙質が薄く、むし歯の原因となる酸に溶けやすいのです。
また、砂糖の摂取回数が多いほどむし歯の数が増える傾向があります。
チョコレートやキャラメルはもちろん、スポーツドリンクやジュースも長時間にわたって口の中に糖分が残るため、むし歯リスクが高まります。
常にお口の中に何かが入っている状態になってしまうダラダラ食べは、お口のトラブルを招くだけでなく、肥満の原因にもなるので、やめるべき習慣と言えます。
ジュースよりもお茶や水を飲み、おやつを食べた後にはうがいで口をすすぐだけでも、むし歯リスクはずいぶん低くなります。
砂糖に代わる甘味料の一種であるキシリトールは、歯の再石灰化を促す働きがあり、キシリトール成分入りのガムやタブレットもむし歯予防に役立ちます。
小中学生になると親の目の届かない時におやつなどを食べる機会も増え、親御さんがお子さんのお口の管理ができなくなるため、むし歯のリスクも高まります。
小さい頃から、歯みがき習慣や食後のうがいなど、予防できる方法を身につけておきましょう!