院長社本の健康コラム
歯やお口に関するケア、トラブル解決法をご紹介します。

噛むことと子どもの成長
よく噛んで食べることは、お子さんの健やかな成長にも良い影響を与えます。
今回は「お子さんの成長と噛むこと」について、一緒に考えてみましょう。
親御さんにとって、お子さんの歯とお口のことで最も気になることといえば『歯並び』の問題でしょう。
実は、噛むことと歯並びが、大いに関係しています。
乳歯から永久歯への生えかわりには、口の中に乳歯期以上のスペースが必要です。
しかしながら、あごが十分に発達していないと、歯が生えてくるスペースが確保できません。
スペースがなければ、生えてきた歯同士が入りきることはできず、歯並びが悪くなってしまうのです。
あごを発達させるためには、よく噛むことが大事です。
噛むことであご周りの筋肉が刺激を受け、あごの骨が成長します。
運動で手足の骨が発達するように、口は「噛むこと」で、骨や筋肉が発達していくのです。
◆離乳食の時期から始まっています!
「噛むこと」の第一歩、それは離乳食から始まっています。
食べ物を飲み込むまでには、
1)食べ物を口の中に送り込む
2)噛み砕く
3)バラバラになった食べ物をまとめて飲み込む
という動作が必要です。
この動作の練習は、離乳食から始まっています。
ですから、離乳食を与える時には、噛むために必要な筋肉を鍛えることを意識する必要があります。
スプーンの先に食べ物をすくい、赤ちゃんの下唇に軽く乗せて、上唇で取り込む動作を待ってあげましょう。
取り込んだら、スプーンを水平に引き抜きます。
急ぐあまり食べ物を上顎につけるように与えると、食べ物を奥に送り込む筋肉が鍛えられません。
言葉で解説するのはなかなか難しい動作なのですが、ご来院いただいた際には、ぜひ気軽にご質問ください。
「噛む」という動作を通じて、あごを鍛えることを意識していきましょう!