院長社本の健康コラム
歯やお口に関するケア、トラブル解決法をご紹介します。
疲れた胃腸を整える食材は?
秋は「食欲の秋」と親しまれ、美味しい旬の食材が市場に多く出回ります。
食いしん坊には、これ以上になく食を楽しめる季節ですよね。
しかし、秋の味覚を堪能するあまりに、うっかり食べ過ぎると、胃腸の機能が弱ってしまうことも……。
特に腸内環境が悪化すると、栄養の吸収が妨げられ、全身に栄養が行き渡らなくなります。
そのために、代謝が下がって太りやすくなるのです。
そこで、胃腸の調子を整えるためにおすすめしたいのは、旬の野菜でもある「ごぼう」です!
ごぼうは、野菜の中でも群を抜いて食物繊維が多く含まれていることで有名です。
ごぼうの食物繊維には、水溶性食物繊維「イヌリン」、不溶性食物繊維「リグニン」の2つがあります。
イヌリンは、血糖値の上昇を抑制し、善玉菌の活動を促進するほか、高い整腸作用を発揮します。
そしてリグニンは、便の材料となって排便を促し、腸内の有害物質を体外に排出する役割を持っています。
ごぼうはほかにも、抗酸化作用を持つクロロゲン酸や高血圧を予防するカリウム、骨を丈夫にするカルシウムなど、体を健康に保つための豊富な栄養を含んでいる、とても優秀な食材です。
また、ごぼうはカロリーが低く、たくさん食べても太りにくい食材です。
固いので噛み応えもあり、消化にも時間がかかるので、満腹感が続きます。そのため、ダイエットにも向いている食材で、毎日食べても問題ありません。
ですが、だからといって過剰に摂取すると、消化不良を起こして腹痛や下痢を起こすることがありますので、毎日の目安は70g(小皿1皿程度)にとどめておきましょう。
ごぼうには、皮の部分に食物繊維やクロロゲン酸が多く含まれているため、皮はむかずにまるごとの調理がおすすめです。
皮が気になる方は、丸めたアルミホイルで表面をよくこすって、薄く削り取るぐらいにしておくと良いでしょう。
◆ ごぼうを使ったおすすめレシピ