院長社本の健康コラム
歯やお口に関するケア、トラブル解決法をご紹介します。

噛むこととアンチエイジング
今回は『お口の健康と脳の活性化』について、お話します。
よく噛むことが脳を活性化させることは、よく知られたお話です。
これは、よく噛んで食べることで脳の血流が増加するからで、特に満腹中枢、記憶にかかわる海馬、ストレスや味覚にかかわる偏桃体に影響します。
つまり、よく噛むことで肥満を防止でき、記憶力をよくし、ストレスが解消されて心が安定する効果が期待できるということです。
また、よく噛んで食べるとだ液がたくさん出ますが、このだ液の中にも脳が若返る物質が含まれていることが分かっています。
よく噛めることは、脳の活性化につながるのです。
特に注目したいのは、認知症との関連性です。
健康で豊かな長生きのためには、認知症の予防から目を背けることはできません。
記憶の形成にかかわる脳の神経の一部である海馬は、誰でも加齢とともに萎縮します。
加齢とともに記憶力が低下するのは自然な現象ですが、海馬の神経細胞は鍛えれば増加することが分かってきています。
前述のとおり、噛むことで脳への血流が増加し、海馬が活性化されます。これは、噛むことが認知症の予防にもつながるということです。
特に高齢者において、よく噛んで食べることによる効果が高いことが分かっていますので、「ひと口に30回噛むこと」を意識しましょう!