院長社本の健康コラム
歯やお口に関するケア、トラブル解決法をご紹介します。
歯みがきは何分みがけば良い?
むし歯と歯周病の予防は、正しい歯みがきから。
そう断言できるほど、毎日の歯みがきはとても大切です。
「食後30分以内に3分間、1日3回歯みがきをしよう!」というキャッチフレーズは、ほとんどの方がご存知だと思います。
では、毎日3回、3分ずつ歯みがきはできているでしょうか?
日本人の平均的な歯みがきの時間は、1回につき20秒ぐらいと言われています。
しかしながら、できれば1回につき3分ぐらいの時間をとって、歯をみがいて欲しいところです。
3分ぐらいの時間をしっかり確保して、歯1本1本を力を入れすぎずに、できるだけ小刻みに歯ブラシを軽く振動させるようにみがく方法がおすすめです。
歯ブラシは上下左右に動かし、歯の向きや形に合わせて歯ブラシの持ち方を縦に変えるなどしながら、みがいてみてください。
また、歯垢除去性能が高いと言われている「音波電動歯ブラシ」は、手でみがくと届かない部分の歯垢までも高速振動で取り除くと言われています。
その歯垢除去性能の高さから人気がありますし、自分の手では上手に歯をみがくことが難しい高齢者の方にも重宝します。
とはいえ、毎日の仕事や学校で忙しいと、なかなか1日3回の歯みがきというのは難しいかもしれません。
もし毎食後の歯みがきは難しいという方でも、1日2回、朝と夜の歯みがきには、しっかり時間をかけましょう。
特に、夕食後や寝る前はていねいにみがくことです。
寝ている間はだ液の分泌が減りますので、歯みがきをせずに寝てしまうと、むし歯や歯周病のリスクがグンと高くなります。
とはいえ、歯並びやお口の中の状態は人それぞれ異なりますので、ご自身にあったみがき方のコツやポイントがあります。
ですから、ご自身の状態に合ったみがき方をマスターすることがむし歯や歯周病を予防する一番の近道と言えるでしょう。
ご自身の歯やお口の状態に適した歯のみがき方について、歯科医院でもアドバイスしますので、気軽にご質問ください。