自律神経を整えよう！

院長社本の健康コラム

歯やお口に関するケア、トラブル解決法をご紹介します。

春の温かな日差しは、植物の芽吹きを促し、生命の活動を活発にします。

その一方で、気温の上下や天候の変化、花粉の飛散、環境の変化などの影響で、自律神経を乱しやすいのも春の特徴です。

そのような不調を感じた時には、アミノ酸の一種である「チロシン」が多く含まれた食べ物の摂取を心がけましょう。

チロシンは、神経伝達物質の一種である「ドーパミン」を生成するために必要な栄養素です。

ドーパミンは、記憶や感情、理性、思考、ホルモン、意欲などの心の機能の維持に関わっていると言われています。

ドーパミンが脳内に放出されると、「集中力が向上する」「幸せな気持ちになる」「ポジティブになる」など、いわゆる「やる気」を引き出します。

逆にチロシンが不足すると、集中力の低下や抑うつ状態を招きます。

チロシンは、チーズやナッツ類、バナナに豊富に含まれています。

このチロシンを豊富に含む旬の食べ物が「たけのこ」です。

たけのこを切った時に見える、白い粉のようなものがチロシンです。

たけのこは、チロシン以外にも多くの栄養を含み、特に豊富な食物繊維は、便秘の改善に効果があります。

カリウムも多く、むくみの解消を助け、体中の老廃物を排出するデトックスとしても最適の食材です。

たけのこは、柔らかい先端の部分はサラダや炊き込みご飯に、硬めの中央部分や煮物、根元は薄切りにして炒めると美味しくいただけます。

春の食卓は、たけのこで彩ってみませんか？

◆春を彩る！おすすめ「たけのこ」レシピ