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院長社本の健康コラム


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気をつけて!大人の手足口病

夏、真っ盛りになり、暑さで体力的にも精神的にも厳しい時期になってきました。

この時期に気をつけたいことのひとつは「夏風邪」ですが、その夏風邪の代表的なもののひとつが「手足口病」です。

「手足口病」と言うと、子どもがかかるイメージがあると思いますが、実は大人にも感染する場合があることをご存知でしょうか?

今回は、大人の手足口病についてお話します。

◆ 手足口病とは?

手足口病とは、主に夏から秋にかけて流行するウイルス性の感染症で、とくに子どもに多く見られる病気です。

主な症状は、感染後3〜6日の潜伏期間を経て現れる小さな発疹や水疱です。

これらは特に手のひら、足の裏、口の中に多く見られます。

◆ 大人の手足口病

手足口病の感染経路には、「飛沫感染」「接触感染」「糞口感染(ウイルスが口に入ることによる感染)」の3つがあります。

大人の場合は、免疫力の低下や過度なストレスが重なり、感染すると子どもよりも症状が重くなることがあります。

大人が手足口病にかかると、次のような症状が現れます。

・初期症状

まず発熱(38℃以上になることも)や喉の痛みが現れ、倦怠感、頭痛、関節痛を伴うこともあります。この段階では、風邪と区別がつきにくいことが多いです。

・発疹・水疱

発熱が引くと、数日以内に手のひら、足の裏、口の中に小さな水疱や発疹が現れます。

大人の場合、これらは子どもよりも大きく、強い痛みを伴う傾向があります。特に口の中の潰瘍は食事を困難にし、食欲不振につながることがあります。

手足の水疱もかゆみや痛みを伴い、日常生活に影響が出ることがあります。

・重症化のリスク

免疫力が低下している方や妊娠中の女性は、症状が長引いたり、合併症を引き起こしたりするリスクが高まります。

まれに、手足の皮膚が剥がれたり、爪が抜け落ちたりするケースも報告されています。

◆ 治療法は?

手足口病に特効薬はなく、自然治癒が基本です。通常1週間から10日ほどで症状は改善します。症状を和らげるために、解熱剤や鎮痛剤を使用することもあります。

口の中の痛みがひどい場合は、刺激の少ない食べ物(冷たい飲み物やゼリーなど)を摂ったりするのがおすすめです。

大人の手足口病は子どもよりも重症化するケースがあるので、ただの夏風邪だからと侮らずに、風邪の症状がみられるときは医療期間を受診すようにしましょう!

 

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