院長社本の健康コラム
歯やお口に関するケア、トラブル解決法をご紹介します。
お口の役割って?
「食べること」や「おしゃべりをすること」が大好きな方、とても多いことでしょう。
実はこれらの動作、お口の大切な役割です。
お口には、「食べる」「話す」「呼吸する」「表情をつくる」という4つの機能があります。
「食べること」と「呼吸すること」は、生きていくために欠かすことができない機能です。
私たちは、好きなものを好きなように食べられることを当たり前のように感じがちです。
しかしながら、加齢や病気が原因で、食べ物を噛んだり、飲み込んだりする力が低下すると、食べられないものが増えることがあります。
また、食べ物を飲み込む時は、一瞬呼吸を止める動作が発生しますが、これがうまくできなくなることがむせてしまう原因になります。
「話すこと」と「表情をつくること」は、コミュニケーションに不可欠な機能です。
会話をするときに必要なのが、舌・ほほ・唇の運動機能。これらがバランス良く動くことで、上手に話すことができます。
そして、会話には相手がいるからこそ、嬉しさや楽しさを表現し合う「表情」が生まれます。
言葉だけでなく、表情も使って表現することがご家族やお友だちとの楽しい時間には不可欠です。
これらの機能も、年齢と共に徐々に衰えます。
お口の4大機能を維持していくためにどうすれば良いのか、これから一緒に考えてみましょう!