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院長社本の健康コラム
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歯石の取り方
歯垢と歯石。この違いをご存知ですか?
毎日の正しい歯磨きと定期的な歯科検診で、予防・除去することが大切です。
「歯垢」とは、細菌のかたまりで、歯の表面や歯と歯茎の間にたまっている白いものです。歯垢1gに1億個以上もの細菌が潜んでいると言われています。
この歯垢が唾液中のカルシウムによって硬くなったものが「歯石」で、歯垢から歯石に変わるまで、わずか2日しか要しません。
歯垢は歯ブラシで取り除けるものの、歯石は専用の器具でなければ除去できないのが特徴です。
一般的に、歯石を取るには2種類の方法が用いられます。
●
機械で取る
超音波スケーラーという機械を使い、超音波の振動を利用して歯石を分解します。水も一緒に出ます。
●
手作業で取る
ハンドスケーラーを用いて、歯科医や歯科衛生士が手作業で擦り落とします。「カリカリ」と歯石を削る音が聞こえます。
※
歯石が歯に付着していると、すでに歯茎が炎症を起こしているため、歯石を取ることで一時的に出血することや知覚過敏が起こることもあります。しばらくすると症状は治まりますので安心してください。
●歯石除去の流れ
歯垢が固まり石灰化した歯石を放っておくと、歯茎が腫れ、出血や痛みを引き起こして歯周病を招きます。やがて歯を支える骨が溶け出し、歯が抜けてしまうことも・・・。
毎日の歯磨きで歯垢を取り除くことはもちろん、定期的に歯科検診を受け、歯ブラシでは落とせない歯石をしっかり除去することが大切です。
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