睡眠中に無意識に行ってしまう歯ぎしり。ひどくなると、歯や歯周組織を損傷したり、全身にも悪影響を及ぼします。 |
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睡眠中の歯ぎしりは、実は誰にでも見られます。健康な人の場合、数分とごくわずかな時間ですが、癖になっている人の場合では平均して40分以上も続けるといわれています。朝起きたときに、あごがこわばっていたり、あごの疲労を感じる人は注意が必要です。 | |
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グラインディング ぎりぎりと音を立てる歯ぎしり。一般的に歯ぎしりと呼ばれているのは、主にこのタイプ。 |
| | タッピング カチカチと上下に咬み合わせる歯ぎしり。歯ぎしりの中ではまれなタイプ。 |
| | クレンチング グッと食いしばる。音が出ないので気づかないことが多い。 |
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歯ぎしりは、歯やあごに通常より強い力がかかるため、様々な障害を招きます。 |
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● | 歯が欠ける、折れる | | 歯が徐々にすり減り、歯の内部の象牙質が露出。 悪化すると歯が欠けたり折れたりすることも。 折れた場合、抜歯の処置が必要になるケースもあります。 | | | ● | あご関節の痛み | | 歯がすり減り噛み合わせが悪くなることで、無意識にあごをずらして噛むようになります。ずれたあごが、痛みを引き起こします。 | | | ● | 骨の突出 | | ひどくなると歯の周りの骨が異常に突出する外骨腫(がいこつしゅ)を招くこともあります。 | | | ● | 耳鳴り | | ズレた下あごのまま噛み続けると、内耳の骨に大きな負担をかけます。内耳に負荷をかけすぎると、三半規管の機能が衰え耳鳴りを起こします。 |
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特に仕事で集中している時や、緊張している時に強く歯を噛み締めることが多いです。食いしばりに気がついたら、口元をゆるめリラックスすることが大切です。上下の歯が接触しないよう、口の中にマウスピースを入れる治療も効果的(保険が適用されます)。ただしストレスから歯ぎしりが起こっている場合には、根本となる心のケアが欠かせません。趣味の時間を持つなどしてストレスを解消させましょう。 | |
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