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院長社本の健康コラム


歯やお口に関するケア、トラブル解決法をご紹介します。

「隠れ脱水」に気をつけて!

夏の暑さが厳しくなっている近年、年齢問わず注意が必要なのが「熱中症」です。

熱中症になると、体の中に熱がこもって体温調節がうまくできなくなり、立ちくらみや頭痛から始まり、重症化するとけいれんや意識障害、最悪の場合だと命に関わることも…

熱中症予防には、脱水の一歩手前の状態である「隠れ脱水」のうちに対処することが大切です。

「隠れ脱水」とは、体内の水分量やナトリウムなどが減っているにもかかわらず、脱水の症状が出ずに自覚症状がない状態のことを指します。

特に、気温が上がる夏の時期には気づかぬうちに体の水分が汗などで失われ、多くの人が隠れ脱水状態となっているのです。

◆ 隠れ脱水のサイン

隠れ脱水のうちは、はっきりした症状が出にくいので、自分では気付かない人も多くいます。

一般的に、隠れ脱水の症状には以下のようなものがあります。

・皮膚の艶がなく、乾燥している
・舌が乾いている、口がネバつく
尿の回数や量が減る、便秘になる
・足のむくみがある
・集中力が続かない
足がつる
・微熱や体温の上昇

「体調不良」とは言えないような軽い症状ばかりですが、ここから本格的な脱水や熱中症につながることがあります。

軽微であっても、このような違和感を感じたら「隠れ脱水」を疑いましょう。

◆ 隠れ脱水になりやすい人

隠れ脱水は誰にでも起こりやすい状態ですが、特になりやすい人の共通点があります。

・高齢者

高齢者は、加齢による腎機能低下で尿を濃縮する能力が低下しています。また、体の中でも水分を多く蓄えている筋肉量が落ちることにより、水分保持機能も低下していきます。

さらに、中枢神経の感覚がにぶることで口やのどの渇きを感じにくく、症状に気付かないパターンが多くあります。

・乳幼児

乳幼児は体が小さくて外気の影響を受けやすく、さらに発汗機能も未熟なことから熱がこもりやすくなります。

また、自身での衣服の調整や水分補給が難しいので、保護者が注意してケアをする必要があります。

特に、遊ぶのに夢中になって休憩や水分補給を忘れやすいことから、隠れ脱水につながるリスクが高くなります。

・持病がある人

糖尿病」「高血圧」「心臓病」「腎臓病」などの持病をお持ちの方は、持病が原因で、隠れ脱水になるリスクが高くなります。

・お酒をよく飲む人

アルコールは利尿作用が強く、隠れ脱水になりやすい傾向があります。また、喉が乾きやすくなるため、さらにお酒を飲むことになってしまい、これが続くことで負のループに陥ります。

◆ 「隠れ脱水」のうちに対処を!

熱中症を防ぐためには、隠れ脱水の段階で異変に気付き、早めに対処することが大切です。

まずは、こまめな水分補給を心掛けましょう。汗をかいたりのどが乾いてから飲むのではなく、のどが乾かない間隔で意識的に水分を摂ります。

対策として、決まったタイミングに水分補給をする習慣を持つことがおすすめです。特に屋外での活動時やスポーツの前後は、スポーツドリンクで塩分や糖分も補給することが有効です。

また、食事にも汁物を取り入れて、自然に水分補給ができるようにすると、なおよいでしょう。

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