院長社本の健康コラム
歯やお口に関するケア、トラブル解決法をご紹介します。

舌は健康のバロメーター
健康のバロメーターとも言われている舌の状態。
実は、舌苔(ぜったい)と呼ばれる舌の表面の苔の状態を見れば、体調が分かると言われています。
健康な状態の舌は、赤ちゃんや子どものような淡い紅色で舌の苔は薄い白で全体的に潤いがあります。
一方で、身体に熱があると、舌は濃い紅色になりひび割れたり、苔も黄色や褐色になります。
また、合わなくなった義歯や擦り減ってとがった歯、むし歯で穴があいた歯が、会話や食事のたびに舌にあたると、舌が傷つき痛むようになります。
放置したままで舌が刺激を受ける状態が続くと、舌の防御機能が低下して細菌に感染しやすくなるので、適切な処置を受けましょう。
歯の治療をしてから舌がピリピリ痛む、ストレスが原因で無意識に舌を噛んで傷つけてしまったり、舌がやけどをしたようなピリピリする痛みやしびれがあるものの口の中には異常が認められないなどの場合には、歯科心身症も考えられます。
舌の状態や歯の状態など、口腔内で気になることがあるときには、気軽にご相談ください。